下糸のかけ方とは?
下糸をかけるに当たって、最初のステップとなるのは、ミシン糸を「ボビン」に巻いていくことです。
ある程度巻いたら、はさみで切っておきます。
この後、ボビンを「釜」に入れていくのですが、釜にはいくつかのタイプがあります。それぞれの釜によって合うボビンと合わないボビンがあるので、元々ミシンに付属していたボビンを使うのが無難です。
■釜の分類
まず、家庭用ミシンの場合、釜の形は2種類あり、それぞれ「垂直釜」「水平釜」と呼ばれています。
このうち、「垂直釜」はさらに「全回転」と「半回転」に分けられます。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
■垂直釜―垂直半回転釜式
以前は、この釜のタイプが主流でした。
釜の分解・組み立てが比較的簡単なのが特長。お手入れも楽ですし、故障時にも交換や修理が容易にできます。
なお、ボビンとボビンケースがついています。
■垂直釜―垂直全回転式
職業用ミシン・工業用ミシン等で多くみられるタイプです。
このミシンでは糸がからみにくいのが特長。また、高速で使用できるのもメリット。
こちらもボビンとボビンケースがついています。
なお、半回転式よりも音や振動が少ないのもメリットです。
■水平釜式
現在、家庭用ミシンではこの釜のタイプが主流になっています。
ミシンのテーブル部分、針を落とすあたりに透明なケースがついています。上からボビンをセットする形式です。
この釜タイプでは、ボビンケースが必要ありません。そのため、ボビンに糸を巻いた後にボビンケースで行なう処理が省け、とても効率的。また、下糸が少なくなってきた時に気が付きやすいのもメリットです。
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